【レビュー】無双アビス – 無双シリーズの爽快感とローグライトの戦略性が融合した意欲作【感想】
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「無双アビス」を63時間プレイしたレビューです。
この記事では、無双シリーズ初心者でも楽しめる理由や、ローグライト好きだからこそ気づけた面白さ、そして惜しかったポイントまで、実際のプレイ体験をもとにご紹介します。
無双系が好きだった人も、ローグライトに興味がある人も、ぜひ参考にしてみてください。
作品紹介
「無双アビス」は、無双シリーズの爽快なアクションと、ローグライトの要素を組み合わせた2D見下ろし型アクションゲームです。
ローグライクの要素を持ちつつ、厳密にはローグライクではないもの。毎回異なる構成を攻略しつつ徐々に強化していくゲーム性を持ちます。
プレイヤーは「英傑(えいけつ)」と呼ばれる武将たちを操作し、地獄の深淵を探索していきます。
登場キャラクターは三國無双・戦国無双から100体以上!
ランダムに出会う英傑たちと盟約(めいやく)を結びながら、ビルドを構築して地獄の戦場を戦い抜けよう!
[Very Good] 一騎当千の爽快感!
本作の最大の魅力は、無双シリーズの特徴でもある一騎当千の爽快感です!
プレイフィールとしては、無双アクションに「Vampire Survivors」の敵の大群を一掃する爽快感、「Hades」のテクニカルな立ち回りを融合させたような印象です。
武将ごとに異なる攻撃モーションが用意されており、様々なアクションを楽しむことができます。さらに、道中で出会った英傑と盟約を結ぶことで、最大6人の英傑をサブメンバーとして召喚可能になります。英傑たちは特定のコンボの後に召喚され、強力な攻撃や支援効果を発揮してくれます。
久しぶりに無双シリーズをプレイしましたが、やはりこの「敵をなぎ倒す快感」は健在で、思わず何度もプレイしてしまいました。
[Good] 手軽さと戦略性を両立したローグライト要素
ローグライトの設計も非常に丁寧です。
各ステージは階層構造になっており、階層ごとの探索やランダムなイベント・報酬が攻略の鍵を握ります。
英傑たちはそれぞれ「印(しるし)」と呼ばれる属性・特性を持ち、操作キャラクターを強化してくれます。また、「固有戦法」というユニークなスキルもあり、特定条件を満たすことで発動可能です。
周回プレイが前提のゲームですが、プレイを終えるたびに業蛍火(ごうけいか)というポイントを持ち帰ることができます。このポイントを使って新たな英傑を解放したり、永続的な強化を行うことができる仕組みになっています。
インディー系のローグライトやハクスラをよく研究しており、手軽なのに戦略性がしっかりあるのが好印象でした。
[Bad] 改善に期待したい部分も…
一方で、気になる点もいくつかありました。
<追記>
2025年7月4日のアップデートで新たなゲームモード、新たな英傑、やりこみ要素、ゲームバランスの調整および改善が実施されました。
まず、ボス戦のマンネリ感です。どの難易度でもボスの攻撃パターンが少なく物足りない部分も…。複数のボスパターンをローテーションで出すなど、「Hades」のようなランダム性があれば、周回時の刺激ももっと増したと感じました。
次に、踏破レベル(難易度設定)がキャラごとに独立している点。英傑は100体以上いますが、新しいキャラを使うたびにレベル1からやり直しになるのは少し負担です。
この点はアカウント全体で共有するか、業蛍火などで解放できるようになると嬉しいですね。
最後に、2025年4月25日のアップデートで追加された新モード「無間修羅獄」です。
このモードでは、クリア編成を引き継いで無限ステージに挑戦できますが、階層を進むごとに呪いが積み重なり、最大体力や移動速度がどんどん下がっていきます。
特に「毎階層で体力が削られる仕様」は、やる気を削ぐ原因になるため、「ミッション失敗時のみ減少」などの仕様変更があると、プレイ意欲が増すと感じました。
[総評] これからの進化にも期待できる中毒性アクション
約63時間プレイし、踏破レベル6までクリア、「無間修羅獄」もある62層までプレイ済みです。
30時間を超えるとさすがに新鮮さは薄れますが、それでも毎プレイに爽快感があり、気がつけばまた1プレイ…という不思議な中毒性があります。
<追記>
2025年7月4日のアップデートでゲーム性が大きく変わりました。今まで以上に遊べる要素が増えました。
■ こんな人にオススメ!
・無双シリーズが好きな人
・「Vampire Survivors」や「Hades」が好きな人
価格も3,000円と手に取りやすく、長く楽しめる作品になりますよ。
総評:★★★★☆
シナリオ:★★★☆☆
ゲームシステム:★★★★☆
サウンド:★★★★☆
爽快感:★★★★★
[補足] 2025年7月4日のアップデート
2025年7月4日にゲーム性を大きく変更する大型アップデートが実施されました。主な内容は下記(詳細は公式サイトのアップデート情報を参照)。
- 新たな英傑としてリュウ・ハヤブサ、あやね、レイチェル、紅葉を追加
- 新たなゲームモード「練磨の門」を追加
- 新たなゲームモード「刹那修羅獄」を追加
- 評判の良くなかった「無間修羅獄」の調整
- 英傑たちをさらに永続的に強化できる「限界突破」の追加
- 業蛍火を使用して、英傑の累計レベルを上げられるようになった
- ユニーク武器を獲得している英傑は操作時、召喚時ともに攻撃力+50%
- 挑戦可能な踏破レベルを全英傑で共通化
- 各キャラのアクションを調整(凄すぎ!)
全体的にアッパー調整されています。この内容で無料なのが信じられません…。
◆ 練磨の門
通常とは違う特別な条件のもとでクリアを目指すモードです。初回クリア報酬として、業蛍火や閻魔帳、累計レベルの上限解放が用意されています。
縛りプレイではありますが、特定のビルドを組みやすくなる工夫が施されていて、本作の楽しみ方を知らない初心者の方にオススメなモードです。閻魔帳がもらえるレベル5までは優先してプレイすると良いと思います。注意点としては、練磨の門のクリアデータは刹那修羅獄や無間修羅獄には使用できません。
◆ 刹那修羅獄
こちらはタイムアタックモード。
残り時間がなくなるとそこでゲームオーバーになってしまいますが、「ジャキ」などの強敵を倒すことで制限時間の延長と霊力の獲得が可能です。また、一定区画ごとに「浄玻璃の若樹」が出現するので、さらに戦力を増強することもできます。
「いかに早く敵を倒すか」が重要となってきます。
◆ 限界突破
英傑たちをさらに永続的に強化できる「限界突破」が追加されました。
ユニーク武器を取得している武将に対して業蛍火を使用することで、さらなる強化が可能です。限界突破をすることで固有戦法の効果が変化する英傑もいて、新しい楽しみを提供してくれています。
…まだアップデートしてくれるのですか。開発者のやる気が凄すぎます。
YouTubeでレビュー動画も公開していますので観てみてくださいね♪
【レビュー】無双アビス – 無双シリーズの爽快感とローグライトの戦略性が融合した意欲作【感想】
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