【レビュー】スチームワールドディグ – スチームパンクと西部劇を融合した世界をツルハシ片手に掘り進む2Dアクション!【感想】

2021年10月29日

日本で苦労(250件ぐらい応募して全て断られたらしい)した開発者が母国スウェーデンに帰って、再びゲーム作りにチャレンジ! 3DSで異例の大ヒットとなった「探索 & 掘る」が特徴のアクションアドベンチャー! Nintendo Switch版ではゲーム内のテキストを一新! フライハイワークスさんの丁寧な翻訳で素敵な物語を再び楽しもう!

 

■ レビュー執筆時の情報
プレイハード:Nintendo Switch
プレイ時間:約5時間
プレイ状況:クリア

公式サイト / 公式Twitter / My Nintendo Store

[Very Good] 掘るのが楽しいストレスフリーなゲーム要素

 遠くの岩を破壊する画像

全体的に完成度が高く丁寧に作られているゲームです。現在は洋ゲーに対する先入観も変化していますが、N64時代の洋ゲーなどとは比較にならないレベルで全てがユーザーフレンドリーな作りになっています。

ゲームの内容は掘る、鉱石を持ち帰って装備をパワーアップ、また掘る、、、の単純作業の繰り返し。最初はやれることも少なく、少量の鉱石しか町へ持ち帰ることができませんが、その持ち帰った鉱石を売って徐々に装備をパワーアップさせていくことでアクションの幅が増えていきます。最終的には遠くの壁も壊せるようになったりします。この強化の過程が無性に楽しいのです ( ' – '*) 「メトロイド」のような探索ゲームの面白さを意識している感じ。操作性も良好なのが素敵ですね。

[Good] フライハイワークスさんの翻訳でゲーム内のテキストを一新!

 ショップ画像

Nintendo Switch版での発売に伴い、ゲーム内のテキストを一新! 丁寧な翻訳でクリア済みの人でもまた新鮮な気持ちで楽しむことができます!

[Bad] クリアまでの時間は最近のゲームとしては短め…

 ゲームクリア画面

アクションが苦手な人でも概ね5時間前後でクリアできるでしょう。クリア後のやり込み要素などがなかったことが残念でした。

またマップがランダムではなく固定で作成されるため、リプレイ性が薄い点(地中に眠るアイテムの位置は新規のゲームごとにランダムで変化しますが、各洞窟の位置は固定です)も少し残念なポイントです。

[総評] 短いけど丁寧に作られた作品で初心者でも楽しめます!

 小技:マント立ち

お値段はジャスト1,000円とさくっと遊ぶには最適な価格設定となっています。フライハイワークスさんの翻訳も素晴らしい出来なので、既にクリア済みの方でも安心して本作を楽しめるかと思います。

総評:★★★☆☆
シナリオ:★★★☆☆
ゲームシステム:★★★★☆
サウンド:★★★☆☆
初心者向け:★★★★★

■ こんな人にオススメ!
・アクションゲームが好きな人(アクションゲームが苦手な初心者さんに特におすすめ)

・スチームパンクな世界観が好きな人

[Etc] 次回作について・・・

 エンディング画像

2018/11/05現在、続編となる「スチームワールドディグ2」が発売されています! 次回作では本作でも登場するスチームボットの「ドロシー」が前作の主人公「ラスティ」を探すため、地底の旅に出るという物語…。

 

もうこの次回作が素晴らしいのです! 「このクオリティはもはやインディーゲームのレベルじゃない!」と当時の私を唸らせた最高の出来となっているので、本作が面白かったらぜひ次回作も遊んでみてくださいね ヾ(ω` )/

また他にもターンベースのシミュレーションRPGとなった略奪撃が特徴の「スチームワールドハイスト」や、カードバトルRPGとなった「スチームワールドクエスト」も発売されています。後者の2作はまだ遊べていないのですが…きっと丁寧に作り込まれた作品だと思っているので機会があればプレイしたいです。

補足 & 備忘録