【レビュー】Tangledeep – 「風来のシレン」とは似て非なるターン制ローグライク(?)ダンジョンRPG【感想】
クリックできる目次
作品紹介
Impact Gameworksの処女作でもある16ビットスタイルのローグライクダンジョンRPG!
何百年もの間、人々は無難な地下の定住地や村々に住んでいた。そこからただ一つの地表に続く道「Tangledeep」はミステリアスで常に移り変わる迷宮である。地表の世界についての記憶は長い間忘れられたまま、あなたは何が地上にあるのかを見つけるためこの迷宮に乗り出すこととなった。
一見すると「風来のシレン」のようなターン制のローグライクダンジョンRPGですが、本質は「風来のシレン」とは似て非なるもの。個人的にはターンベースにした「Diablo」に近い作品かなと思いました。不思議な中毒性があるゲームでした…。
■ レビュー執筆時の情報
プレイハード:Nintendo Switch
プレイ時間:英雄モードで115時間(DLCは未プレイ)
プレイ状況:NEWGAME+までクリア済み
価格:1,980円(ダウンロード版)
公式サイト / 公式Twitter / My Nintendo Store / DLC
[Very Good] 豪華作曲家陣による美しいサウンドの数々!
全盛期のスクウェアも驚くような圧倒的なクオリティ! とにかく最初に本作のディレクターであるAndrew AversaさんのYouTube動画を観てみてください。
特にオススメは「[1:09:08] Clash With a Mighty Foe (Boss Theme 2)」と「[1:17:08] The Final Battle」です。もうこれだけでご飯3杯はいけますね。
■ Tangledeepの作曲家陣
・Andrew Aversa(Zircon)
情報が少ないのですが「クロノ・トリガー」「聖剣伝説」といった作品に影響を受けた作曲家のようです。
・菊田 裕樹(聖剣伝説シリーズ)
・日比野 則彦(メタルギアソリッドシリーズ)
・Grant Kirkhope(ゴールデンアイ 007、Civilization: Beyond Earth)
[Good] 中毒性の高い独特のゲームシステム
ダンジョンに入るたびにマップが変わる「風来のシレン」と比べ、本作ではダンジョンが再作成されることはありません。ダンジョンから脱出してもレベルは1に戻りません。
そう「Tangledeep」の魅力とは「この再生成されないダンジョンをいかに踏破するか」なのです。
私はプレイしたことがないのですが、本質的には「ELONA」というゲームに近いらしい。一般的なローグライクゲームとは違い、本作では少しずつ武器や防具を強化してダンジョンを攻略していきます。そして危なくなったら町へ戻って…の繰り返し。なぜかこれが楽しいんですよねぇ!
[Good] SFC時代を彷彿とさせる温かみを感じるドット!
性別は女性のみですが、どれも可愛らしいドット絵で描かれています。敵のドット絵も豊富で見ているだけで楽しいゲームです。
[Bad] 後半はゲームバランスが大味になる傾向…
一部の敵の特殊攻撃が反則的に強いこと。また戦闘ログが見にくいので気がついたら状態異常などで死んでしまうことが多々あります。超絶に見にくい戦闘ログのおかげで死ぬときは驚くほど簡単に死ねる…。
地下17Fぐらいから敵の攻撃も激しくなるため、結局はひたすら交配を重ねて強化したペットを囮に遠距離からぺちぺちと攻撃する戦い方が最適解なのが少し残念でした…。
[Etc] 覚悟はできてるわ、あなたは…?
いくらインディーとはいえ…もうちょっとなんとかならなかったんかいw
[Etc] よくバグったり、一部が文字化けしている…
初期の頃はセーブデータが壊れるという恐ろしいバグがありました。私はアップデートしたら既存のセーブデータが読み込めなくなりました。
その他にも「ゲームスタートしてからすぐに操作を開始すると操作がバグる」「モノの夢に入ろうとすると画面が固まって強制終了を余儀なくされる」など、動作が不安定になるのが気になりました。
[総評] 好みは分かれると思いますが、これはこれで面白い!
なんだかんだで黙々と遊ぶ自分がいました。真面目にペットの育成をすれば意外と簡単だったかな。
総評:★★★★☆
シナリオ:★★★☆☆
ゲームシステム:★★★☆☆
サウンド:★★★★★
中毒性:★★★★☆
■ こんな人にオススメ!
・ハクスラや少しずつキャラ強化が好きな人
・昔のドット絵ゲームが好きな人
・SFC時代のスクウェアサウンドが好きな人
・少し変わったローグライクがプレイしたい人
かなり好みが分かれる作品かと思います。「風来のシレン」のようなローグライクではなく「Diablo」のような装備収集 & 強化をして、少しずつダンジョンを攻略することが好きな人は楽しめるかと。逆にシレンライクを求めて購入するとショックを受けるので注意! 正直これで1,980円なら十分だと思います。
DLCは購入済みですが「Legend of Shara」「Dawn of Dragons」共に未プレイ状態でのレビューとなります。DLCでは本編とは異なるゲームシステムを採用し、また違った魅力の作品となっているようです(どちらかというとこちらがシレンに近い?)。またいつか気力が出たら遊んでみたいと思います ( ' – '*)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません
この記事のトラックバックURL
ブログ管理人紹介
灰皿ソニックブームの時代を駆け抜けた元アーケードゲーマー。ゲーム好きが高じて、まだ見ぬ面白いタイトルを日々探している人。「YouTube」でも情報発信中! もっと詳しいプロフィールは「ブログ管理人紹介」を御覧ください。
著作権について
当ブログのすべての画像や攻略データの著作権は、運営元に帰属します。記事の削除依頼等ございましたら、お手数ですが、当サイトの「ブログ管理人紹介」からお願いします。著作者様からの申請であれば、速やかに対応いたします。
検索
カテゴリー
アーカイブ
新着記事
: 攻略メモ
【MHXX】攻略#4 釣り関連クエスト
釣り関連のクエストについて紹介します。 村クエスト ◆ 森丘のトロサシミウオ(★ ...: 攻略メモ
【Brotato】今日から始める「Brotato」初回クリアの目指し方
「Brotato」の初回クリアを目指すためのTipsです。使用キャラは初期キャラ ...: 攻略メモ
【MHXX】攻略#3 オススメのオプション設定
狩りを快適にするオプション設定です(Nintendo Switch版準拠)。 オ ...: 攻略メモ
【MHXX】攻略#2 村クエスト(★1~★6)の攻略フロー
「モンスターハンターダブルクロス」の、村クエスト(★1~★6)の攻略フローです。 ...: ゲーム雑記
【ゲーム雑記】Steam Nextフェスで実際に遊んで見つけた期待のゲーム5選!
2024年10月に開催された「Steam Nextフェス」で実際に遊んだ作品の中 ...タグ
最近のコメント
あまるの本棚
QR コード