[ゲームレビュー] モンスターハンターライズ – 翔蟲アクションで従来の概念を超えた新次元ハンティングアクション!

作品紹介

説明不要の大人気ハンティングアクション「モンスターハンターシリーズ」の最新作がNintendo Switchに登場!
今作の最大の魅力は翔蟲を利用した縦横無尽のアクション要素!従来の概念を超えた新生モンスターハンターの世界へ一狩りいこうぜ!

 

  • 発売日:2021年3月26日
  • ジャンル:ハンティングアクション
  • 開発 / 販売:カプコン / カプコン
  • ハード:Nintendo Switch / Steam(2022年初頭 発売予定)
    (管理人はNintendo Switch版で遊びました)
  • 公式サイト / 公式Twitter

 

ここが良かった!

◆ 基本は「MHXX」と「MHW」の良いとこ取り!翔蟲アクションが楽しい!

とにかく翔蟲を利用した縦横無尽のアクション要素が純粋に楽しい!
従来の作品では敵の攻撃はガードもしくは横方向(X軸方向)に回避して反撃するターン制のアクションゲームでした。今作では「疾翔け」が導入されたことで縦方向(Y軸方向)にも回避しながら反撃することが可能となりました。ターン性のアクションに選択肢が1つ増えたわけです。これはかなりの革命です。

古参のカプコンファンでもわかるように説明すると、今まで使っていた「ファイナルファイト」のコーディーが、一気に「エイリアンVSプレデター」のリン・クロサワに進化した感じでしょうか。従来の作品に比べて圧倒的に自由度が増えました。

 ▼ 特に革命的なのが空中移動が可能な「疾翔け」です
 

「疾翔け」を利用することで抜刀中は動きが遅い大剣やランスでも一気に敵に接近できるようになりました(鉄蟲糸技でガンスは空を飛べるようになりました)。この翔蟲アクションこそが本作の特徴であり、最大の魅力だと思います。

 ▼ 翔蟲アクションを使えば遠くに見える場所にも素早く移動ができます!
 フィールド画面1

■ 翔蟲アクション
「翔蟲ゲージ」を使用するアクション。空中移動が可能な「疾翔け」、モンスターの攻撃を食らった時に素早く体勢を立て直すことが可能な「翔蟲受け身」など、翔蟲アクションによって従来の作品からアクション要素が大幅UP!また翔蟲を使った専用技「鉄蟲糸技(「MHXX」でいいう狩技のようなもの)」を駆使して戦え!

 

◆ 複雑そうに見えて実は初心者に優しいゲームシステム

初代「モンスターハンター」が発売されたのが2004年なので今作で17年目。さすがにシステム関連はほぼ完璧に近いです(オンライン関連は除く)。

注目は今作から新しく追加された「オトモガルク」でしょうか。「オトモガルク」は犬型のオトモで、背中に乗って高速移動ができるだけでなく、乗ったまま回復アイテムや砥石を使用することができます。もうモンスターが移動したらみんな集まって武器を砥ぐ時代は終わってしまいました。また各フィールドマップにはサブキャンプを設営できる場所があり、サブキャンプを解放することでファストトラベルもできるようになりました。

今作ではシリーズでお馴染みの卵運びクエストですら疾翔けによって快適になっているので、ストレスフリーで狩りをすることができるでしょう。

 ▼ オトモガルクのおかげでフィールドの移動が一気に快適になりました♪
 オトモガルク

◆ 見た目装備の作成が捗る重ね着システム!

2021年4月28日に配信されたver2.0.0にて「重ね着システム」が実装されました。

重ね着装備の作成は「装束チケットと一部のモンスター素材」を利用して作成する神仕様!「MHXX」の頃は防具合成といって見た目装備の数だけ同じ防具を作る必要がありましたが、今作ではその苦行は必要ありません。個人的には見た目装備が一番重要視していた要素なので、この仕様は本当に嬉しいです。

 ▼ 上位の重ね着装備でも必要な素材が少ないのが嬉しい
 重ね着装備作成画面

これでやっと見るに堪えなかった私の男キャラもオシャレができます ( ' – '*) やっぱこれですよ、これ。

 ▼ お気に入りのガンランス見た目装備
 ガンランス見た目装備

ここが微妙だった・・・

◆ 60fpsで遊べないのね…

今作は「REエンジン」を使った初めてのモンスターハンターとなります。しかし、今作の最大の魅力である縦横無尽のアクションが60fpsで遊べません ( ᵕ_ᵕ̩̩ ) Nintendo Switchのスペックの問題かと思いますが、やはり30fpsと60fpsでは雲泥の差があります…。

この点については後発であるSteam版に期待したいですね。願わくばNintendo SwitchとSteam間でのクロスプレイ&クロスセーブを実現して欲しいです。別ゲームですが「Hades」はPCとNintendo Switch間のクロスセーブを実現していたりするので…。

◆ シリーズを重ねるごとに退化するオンライン要素とオンライン環境…

快適になったゲームシステムとは逆に、残念ながらオンライン関連は全体的に退化していると感じました。良かった点としては3人用の難易度(個人的には3人ぐらいがZ順にベスト)の追加とスタンプ機能ぐらい。

■ Z順とは
入出順と同異議の言葉。「MHXX」の頃は入出順に左上 > 右上 > 左下 > 右下とプレイヤー名が表記されていたことからZ順という表現が使われるようになりました。「クエスト貼りはZ順でお願いします」などといったように使われます(今作はZじゃないので入出順ですが)。

オンラインプレイは集会所を作ってロビーに集まる従来の方式と「MHW」で導入された参加要請の2種類の遊び方があります。これが「とりあえず両方とも実装しました」という感じでどちらも激しく中途半端なのです。任意のタグを使ってマッチングを支援するハンターコネクト(なぜフレンドはパス不要がなくなったのか?これ理解していない人は多いと思います)、グッド機能などもありますが、根本的なオンライン関連の要素が終わっているのでほぼ活用できませんでした。

私が最も驚いたのがロビー検索画面のポンコツさです。「ここだけバイトが作ったのかな?」と思ってしまうぐらい酷い仕様だと思いました(しかもアップデートで修正する気もないのが凄い)。検索条件として使用できるのは以下の5項目のみとなります。めっちゃ少ないですね ( ᵕ_ᵕ̩̩ )

  • ターゲット
  • 形式
  • HR下限
  • HR上限
  • 言語

 ▼ なぜコメントで検索ができないのでしょうか…理解に苦しみます
 ロビー検索画面1

検索画面より酷いのが検索結果の一覧画面です。最も酷いと思ったのは検索結果のスクロールが1行ずつしかできないことです。普通こういう画面では「→や←」で「PageUpやPageDown」ができるじゃないですか。できません。Rボタンとかを押してもできません。

 ▼ バイトが作った検索結果一覧画面
 ロビー検索結果画面

もう部屋名を任意に決めることができない以前の問題で、令和の時代にもなって1行ずつ上下にスクロールするしかできない仕様に絶望すら感じました。こんな仕様で誰がロビーを活用しようと思うのでしょうか。ちなみに「だれでも歓迎!!」というコメントの部屋はデフォルト(コメントを変更していない)の部屋です。やっぱり入るなら「順番にクエストを選択しましょう」や「チャット歓迎!」の部屋に入りたいのですよ。「チャット歓迎!」の部屋のみを検索することは決して難しいことではないと思います。なぜやらないのでしょうか。「あぁ、この開発はオンラインを楽しくする気がないのだなぁ」と言われても仕方がないかと思います。

◆ すぐ飽きる百竜夜行…

完全に企画倒れな印象。最初こそモンスターがたくさん登場するので楽しいものの、すぐに飽きて遊ばなくなりました。プレイ時間が長くなるのもデメリットですね。百竜夜行限定でヌシ個体(MHXXでいう二つ名個体みたいなもの)という強化個体が登場するのですが、アップデートによって最終的には個体クエストで戦えるように。百竜夜行の存在意義とはいったい…。

 ▼ 単体クエストの方が面白いですよね…
 ヌシモンスター単体クエ

その他 & 補足事項

◆ エンドコンテンツが弱い…

2021年7月現在でのエンドコンテンツはマカ錬金による護石ガチャとなっています(というかこれしかありません)。従来の炭鉱夫がモンスター素材を使った護石ガチャになっただけです。

  • 今作はワールド方式のスキルシステムのため必要なスキルが組み合わせやすいこと
  • 強力な装備が必要となる高難易度のクエストが少ないこと
  • 実はオンラインよりソロの方が簡単…
  • ぶっちゃけオンラインがあまり面白くない(致命的)

以上の理由から残念ながらエンドコンテンツには熱中できませんでした。やっぱりギルクエや二つ名要素が欲しかったです。

 ▼ 今作ではお守り発掘ではなくモンスター素材を使用してガチャする
 護石ガチャ

◆ 補足事項

総評(★★★★☆)

185時間しか遊んでいません…。

 ▼ シリーズとしては圧倒的にプレイ時間が少ないです
 プレイ時間

アクションに関してはシリーズで最高の出来となっています。ですが、この手のゲームに必須ともいえる「やり込み要素」や「オンライン要素」が総じて浅く、あまり熱中することができませんでした。今後のアップデートによるテコ入れ、もしくは今後リリースとなる「MHRiseG」に期待したいですが、最重視する要素はSteamとのクロスプレイ&クロスセーブの実現でしょう。それを実現しない(できない)限りは近い将来「モンスターハンター」は低迷することとなりそうです。そろそろオンライン関連にも注力すべき時期かと私は思います。

総評:★★★★☆
シナリオ:★★★☆☆
ゲームシステム:★★★★☆(オンライン関連は★☆☆☆☆)
音楽:★★★☆☆
アクション要素:★★★★★

■ こんな人にオススメ!
・シリーズのファン
・アクションゲームが好きな人